インナーチャイルドは 傷ついた内なる幼い子ども
インナーチャイルドは、傷ついて助けを求めている、
内なる子どもです。
どんな人の中にも、インナーチャイルドは住んでいて、
誰かが自分のことに気付いてくれるのを待っています。
幼い頃のことを思い出してみましょう。
記憶をたどってみると、
嫌な思い出や忘れたい出来事はほとんど見当たらず、
幸せな子ども時代を過ごしたと
感じていらっしゃるかもしれません。
たとえ取り立てて問題がないような家庭であったとしても、
幼い子どもの心は、傷つきやすく、自分を守る術を持たないため、
些細なことでも深い傷となり、
パーソナリティや行動に、
深刻な影響を残すことがあるのです。
幼い子どもは、精神、身体などあらゆる面で無力です。
幼い子どもにとって、
親(養育者)と家庭は、世界のすべてであり、
生き延びるためには、
親(養育者)に依存するしかありません。
ところが 親といえども人間である以上、完璧で
あるとはいえず、人間的成長の途上にあります。
不完全な部分や未熟さを抱えながら、
最善を尽くして子育てをしているのです。
子どもの幸せを願わない親はいないものですが、
たとえ悪気がなかったとしても、ふとしたことで
子どもの心を傷つけてしまう結果となることは
少なくないのです。
親・養育者との関係 癒されないままの心の傷
年齢を重ね大人となった今、
社会人、職業人、親として忙しい日常生活の中で、
古い痛みのことなど
意識に上ることはないかもしれません。
時の経過とともに親も高齢となり、
親子関係には少しずつ変化が起こり、
適度な距離感のある、穏やかで安定した関係と
なっていくかもしれません。
成長し、就職や結婚を経て独立した後は、
幼い頃、親や養育者との関係において感じていた
悲しみや辛さ、恨みなどは次第に薄れ、
消えていくかもしれません。
けれども、子どもの頃に傷つけられた心の痛みは、
意識されることのないまま、残っているのです。
そして、日常生活に影響を及ぼし続けます。
たとえば 漠然とした行き辛さや空しさ。
人間関係において居心地悪さや強迫観念を覚えたり、
自分が本当は何をしたいのかよくわからなかったり
することがよくあります。
女性の場合、出産や子育てのプロセスで、
こうした問題が浮上してくることがあり、子どもへの態度、
しつけや叱り方、距離の取り方などが不安定で
混乱が起こることもあります。
> ヒプノセラピー
インナーチャイルドを癒すことができるのは ‥
傷ついたインナーチャイルドを助けに行き、
傷ついた心を癒して、
その子が得られなかったものと
失ってしまったものを取り戻してあげましょう。
なぜ寂しいのか、怒っているのか、
ゆっくりとお話を聴いてあげます。
その子どもが言いたかったことを受けとめて、
あるがままを認め、望みをかなえてあげます。
インナーチャイルドが元気を取り戻すと、
あなたも同時に深く癒され、
自己愛や自己信頼、ありのままのご自分を、
いっそう大切に思うことができるようになるでしょう。
インナーチャイルドを助けに行き、
癒してあげることができるのは、
大人となったその方だけなのです。
インナーチャイルドはどんな姿 ‥ ?
リラックスして催眠状態となり、潜在意識に導かれて、
インナーチャイルドに会いに行ってみると、
思いがけない姿をとって現われることがあります。
たとえば、寂しそうにうつむいている子ども。
泣きたいのを我慢して強がっている子ども。
不機嫌そうな様子で、話しかけても答えてくれない子ども。
恥ずかしそうに隠れてしまって、姿を見せてくれない子ども。
このような場合には、焦らずに時間をかけて、ゆっくりと近付き、
注意深くコミュニケーションをとる必要があるかもしれません。
インナーチャイルドのことを大切に思いながら、
何度か会いに行くうちに、
その子は 少しずつ心を開いて、
本当の気持ちを話してくれるようになるかもしれません。
インナーチャイルドを癒すには ‥
その子のあるがままを認めてあげましょう。
そして、無条件に愛してあげて下さい。
インナーチャイルドがあなたのことを信頼し始め、
心の傷が癒されるにつれて、
心から安心することができるようになり
その子らしさを取り戻していきます。
少しずつ元気を回復し、
子どもらしい生き生きとした活力や好奇心、
純真さ、無邪気さが表現されるようになり、
健やかに成長していきます。
インナーチャイルドは、
会いに行くたびに、違う姿を見せてくれるのです。
アダルトチルドレン 本当の自分らしさを取り戻す
アダルトチルドレンとは、
元々、アメリカのアルコール中毒患者の親に
育てられた子どもたちに起こる
さまざまな問題に対して使われていた言葉です。
今日では、アルコール中毒に限らず、
ドラッグ中毒、家庭内暴力(DV)、
精神的・身体的・性的虐待、ネグレクトなど、
親と家庭内の幅広い領域の
さまざまな問題が含まれています。
こうしたいわゆる「機能不全家庭」に育った子どもたちは、
主に親との関係の中で、心に大きな傷を受け、
成長の過程や成人した後までも
行き辛さを持ち続けます。
「機能不全家庭」としては、
たとえば、愛のない冷たい家庭環境、
その子どもの存在が無視される、
常に誰かと比較される、
親の期待どおりに振舞うことを強制される、
などが挙げられます。
また、親としての役割を果たせない
未熟な親や病弱な親の代わりに、
幼い頃から親のように振る舞い、
親や家族の問題を引き受け、
精神的に支えなければならないことがあります。
アダルトチルドレンの場合、
インナーチャイルドの心の傷は、
いっそう重く深刻なものとなります。
健全な自己受容、自己愛を持つことが難しくなり、
行き辛さと空しさを持ち続け、自分が何を好むのか、
どんなことをしたいのかが、
よくわからなくなります。
人間関係においては、共依存となりがちです。
自分のことは後回しにして
相手の期待に応えようとしたり、
身を粉にして相手に尽くしたりすることもあります。
こうしたことから、医療・福祉、サービスなど
対人援助のお仕事に就いている場合には、
自己犠牲的になり、
燃え尽き症候群のようになることも少なくありません。
アダルトチルドレンの痛みや空虚感は、
時間をかけて ゆっくりと癒していく必要があります。
傷ついたインナーチャイルドを十分に認めて、
あるがままを受け入れてあげることができるならば、
あるがままの自分自身であってよいのだという気持ちや、
何かを一生懸命達成しなくても、
ただここに存在するだけでよいのだという気持ちを
感じられるように変化していくことでしょう。
インナーチャイルドを癒す 個人セッション お時間と料金
カウンセリングでお話をお聴きした後、楽な姿勢で
ゆったりとリラックスしていただきます。
言葉による催眠暗示誘導によって潜在意識にアクセスし、
インナーチャイルドに会いに行きます。
GoogleMeetによるオンラインまたは電話セッション (事前カウンセリング+セラピー)
◆ 初回セッション 2~3時間 18,000円
◆ 2回目以降 2~3時間 18,000円
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